パスポートの有効期限は5年または10年です。
これはたいていの人がご存知だと思います。
では、海外旅行中に期限が切れそうになったらどうするのでしょうか。

有効期限が1年を切り長期滞在をしようとすると、そのような状況が発生することになります。
実はこういう事態を想定して入国審査がある国が大半です。

国によって規則が異なります。
多くの国では、旅行予定期間+何か月かの有効期限が必要です。
例えば、中国やタイは、入国時に6か月以上の残存期間が求められます。
フィリピンでは入国時に6か月+滞在日数の残存期間が必要です。

近いうちにパスポートのデザインを変えるという話がありますね。
ところでパスポートというのはどういう役割を持っているのでしょうか。
整理してみました。

パスポートというのはその国の政府が交付するもので、外国へ行ったときに国籍や身分などの証明をするものです。
パスポートは公文書ですから、外国の警察などに保護を求める時に必要になります。
現代ではパスポートを提示することによって、ほとんどの国で身分を確認することができます。

日本で発行されているパスポートにはいくつかの種類があります。
いずれも表のデザインは同じで、天皇家の紋章(十六一重表菊)が刻印されています。
在外公館では国章として使用されているものです。

パスポートの有効期限は5年または10年です。
一般の人はその区別さえ知っていればよいと思います。
一般的ではないものとして、国会議員・公務員・外交官・皇族用のパスポートがあります。

何度も外国に行った人にとってはありふれた書類の一つと思うでしょうが、外国ではパスポートがなければ、大変なことになるのです。

ちなみにパスポートを紛失した時には、外務大臣あてに始末書を書かなければなりません。

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